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IH-707について

この春デビューしたIH-707。
コールドマーセチノと銘打ってますが、さて、コールドマーセ(ライズ)とは?

生地を染める際に行うシルケット加工で、苛性ソーダと綿の科学反応を利用し綿を膨潤させてハリやコシ、そして光沢を出させるというものがあります。ですが、この化学反応時に熱が出るため、徐々に苛性ソーダ水溶液の水温が上昇し、それが加工ムラ等の原因にもなっていました。この事を防ぐために、『苛性ソーダ冷却機』を用いて水温を低温で保ち、効果が一定にできるようにしたものでして、低温故にコールドマーセライズと言っています。

戦後の国内でも対米向けのスタンダードなクォリティとして、チノクロスやウェストポイントなどに使われてきました。しかし、進化していく染色方法の中でスピードが出せない、大量生産出来ない低温シルケットはその他の部分の効率化により次第に合理化されていきました。
現在では苛性ソーダ冷却機は国内の工場にもあまり残っていないようで、今や昔の顔って言われる部類となっています!

と、一通りの説明をしましたが、要は昔の顔のチノパン、ヴィンテージチノって事です。



これはデニムに例えれば耳付きのセルビッチみたいなもんで、顔は良いけど、実は癖もあります。
デニムならば、織り糸のつなぎ目が多いとかキズが出易いとかですが、今やそれは昔ながらの良い顔、つまり味って事になっています。

で、コールドマーセ加工をしたヴィンテージチノの代表的な癖が、生地がしっかりしてる分だけ(糸が膨らんで糸と糸の隙間が少ない)ミシンの針で生地の糸をキズつけ易い事なんです。
針目の横にチラチラと花が咲いた様に見える織り糸の切れ端がそれです!
針が入る側には花は見えませんが、出る側に見えるんです。例えば、裾上げなどは、裏から縫いますから、表の裾上げのステッチ糸の脇に、ちらほらと花が咲くわけです。

品質に問題は有りません!でも気になる方もいらっしゃるかと思います!

ヴィンテージチノ同様に生地がしっかりしてるからこそ出る花ですので、どうかご容赦下さい!
それだけしっかり目が詰まってるってことですからね・・・。

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